天翔る奇跡たち



 う、やっぱり思ってた……貧乏くじって。

「俺って君の中で、将来を心配されるほど堕ちてるのか」

「あ、いやー。そんなことないけどさ。将来といえば、そんなことあたし達にはイッコも話さないよね、このごろ。グリフったら」

 ふざけてなのか、「士官する」なんて事はきいたことあるけどさ。本当の夢はどうするんだろ? 聞いてみたいので聞いた。

 グリフは、なにかごそごそやりながら、少し経ってからぼんやり応える。

「え……ああ」

「ちょっと、聞いてる? 聞いてないでしょ」

「ええっ、そんなことないよ」

「寂しいなあ、そう言うこと話してくれないなんて」

「だから違うって」
 
やや力をこめてグリフが言いかけたとき、



 グググリュリュー……