「本当にグリフ、竜のお姫様と結婚する気?」
彼はせきばらい一つ。グリフはいまいちノッてこない。それだけ真剣に臨んでいるんだね。
ま、礼儀正しく注意を払えばどうってことはないらしい。あたしはすっかり他人事。
いやあ……でも野に下ってって言うより、ほぼ教えられた定位置に構えて、たき火をね、するんだけど……なんでわかるかって言うとそこだけ木々のアーチに囲まれていて、カマドがあったのだ。
これでグリフを見つけられなきゃ嘘だよね。ダイノダイアさん、大丈夫?
「結婚じゃないよ、ティラミスとの一件以来、君は様子が妙だな」
だって、グリフったら、どんどん遠い存在になってしまう気がするから。
「それよりあらかじめ聞いてきたのって、どれくらい確かなの?」



