天翔る奇跡たち



「この中のだれがドラゴノーツになってもかまいません。それだけの力は持ち合わせております」

 気概を込めて言い放つ。あたしってば大胆。

「ぬ? それは本当なのですか、ダイノダイア。あなたに聞いているのですよ」

「たしかに……あれを見て下さい」

 そう言うと、ダイノダイアさん、さささっとグリフにくっついてその体を押し出す。

「これです。彼のこの印を見て頂きたいのです」

 ん? なんだなんだ? グリフの鎧がなんだって?

「ドラゴンです。彼は正当なるドラゴンの血筋。竜であって竜でない者。人であって人ならざる者です」

 竜の女王さまはあきれたように、



「また勝手な解釈を、……わたくしが言ったのは亜竜族のことです。永い時を共に生きられる者、ただの人間にそれが真似できようか」