小悪魔キリト




「そ…そんなぁ~」



清白はうなだれるように、情けない声を出した。




「ほらっ、さっさと去れ」



「邪魔だ邪魔」と付け足して清白を追いやったのもつかの間、



「桐杜~愛してる~☆」



耳障りな発言が今日はやけに飛び交うが、今度は異例…




「…皐」


「あぁ君が男でも、僕は君を抱く…「死ネ」ょ」



─うざいうざい…





そう、耳障りを通り越して、存在自体が障りな奴が現れた。