─理由っていうより、言い訳じゃねぇか!!


なんて思いながら接待する


「桐くん!コーヒー、3番に持ってって」



あぁ、


あと一人いたんだ…




「んにしても、沙妓は接待やってくんねぇの?」


「えっ?」


下を向いていた顔をあげるのと同時に、上に束ねている黒髪が揺れる。



「あのね~、桐くん目当てで来るお客さんがいるんだから、桐くんが接待しなきゃ」


「だってよ~」


「ほら、早く持ってって」



しぶしぶ熱々のコーヒーを持って行くと、





「??!!!」





奴がいた…