「さすがだな、眉見ちゃん・・・俺の完敗だ。」


 夕日をバックに、津也さんが、さわやかな眉見ちゃんに握手を求める。


「いやいや・・・俺の負けでしゅ。まさか、あそこでゴールデンハンマーさらに倍!攻撃を繰り出してくるとは思わなかったでしゅ。」


 一方、眉見ちゃんは眉見ちゃんで、負けじとさわやかな笑みを浮かべて、津也さんの握手に答える。


 ・・・・・・・っていうか・・・


「何が起こった!!!!!」


 とりあえず、叫んでみた。


「ブルー!あんなに激しい戦いを超えて生まれた、感動的な友情を前に、何を叫ぶ!?」


 いやいや・・・レッド・・・


 それ以前に・・・


「どこにその戦いがあった!!!」


「あそこのドガシャ~~~~ンの効果音のあたりですかねぇ?」


 マジかい!?実さん!?


「もういいじゃない。綺麗にまとまったんだから・・・。」


 いやいやいやいや・・・恵さん。


 綺麗じゃない、全然綺麗じゃないって!


「もしかして、いつもの力押しエンドか!?」


 カミレンジャーを知らない人には辛いぞ、その終わり方は!!