「って言うか、本当にここは、どこなのかしら?」


 恵がそんなことを口にしながらあたりを見回す。


「だから、異次元でしょ?」


 それで納得してしまうピンク姉さんが素敵です。


「いやいや・・・異次元とかそんな、非現実的な・・・。」


「もっとも非現実的なロボットのパイロットが何言ってるの?」


 ・・・そうですね、恵さん・・・もう、何でもありっすね・・・。


「あれ?お前たちもサバイバーなのか・・・しかも、五人組とは・・・・。」


 茂が、もうどうでもいいや・・・と自暴自棄になりかけた瞬間、突然、一人の男に声をかけられる。


 中肉中背・・・年齢的には自分やブルーと同じくらいの年齢の男性。


 どこか、親近感を覚えるは、気のせいだろう。


「サルベージ?」


 なんだか、危ない名前に変わった( ̄□ ̄;)!


「いやいや・・・『サバイバー』だから、実くん。」


「お前たち、サバイバーも知らないでココに来たのか、まるで昔の俺だな・・・。」


 自分たちを見ながら、深々と声を上げる一人の男。


「それで、なんですか?そのジーンダイバーって・・・。」


 古いアニメになった!


「それ知ってる人、少ないから・・・茂・・・。」


 はい、そうですね、スイマセン恵さん・・・。


「サバイバーって言うのはな・・・まぁ、なんていうか選ばれた戦士みたいなもんだ。それでここは、サバイバー同士が戦う決闘場みたいなもんだ・・・」


 目の前の男が、自分たちのボケツッコミの押収を無視して説明してくれる。


 良い人だ~!


「やっぱり、他作品のキャラクターは根がしっかりしてるわねぇ~・・・。」


 うん・・・その通りだけど、自覚してるなら何とかしよう、ピンク姉さん・・・