「なんだか、津也さん押されてますね・・・。」


 どこから持ってきたのか分からない、お茶とせんべいをつまみながら、実くんがそんなことを口にする。


 っていうか、自称とはいえ、正義の味方が超異次元で戦っている二人を観戦するってどうなんだろう・・・。


「だったら、参戦したら?」


 ・・・・・・・・全力で、遠慮します。恵様・・・・・。


「でも、確かにこのままじゃまずいわね・・・。」


「そうだな・・・。」


 ピンクとレッドの深刻そうな声。


 確かに、万が一津也さんが負けるようなことがあったら・・・・・・・・


 あったら・・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・困るかな?


「困れよ!!」


 なぜか、毛塚・・・っていうか、斧に突っ込まれた。


 戦ってる最中にもツッコミを入れるとは・・・・アイツ・・・思った以上にできる!


「まぁ、ツッコミっていうのは遺伝子がなせる技ですから・・・。」


 そうなのか?