18歳、夏―――。

私達は、あの後も

ずっと仲良くやっている。


このあいだ、大喧嘩したけど。
「文、進路決めた?」
「ん?え?」
涼太が、進路調査票をヒラヒラさせた。

そう、私達ももう18歳。
高校は一緒の所!

でも、就職までは…。

「ん…、考え中…。」
「まぁ、落ち着いて考えろ。

 離れてたって、いつだって好きだから。」