「田代の所に行ってきなさい。」


よく、意味が分からなかったが

準備をしている田代先輩の所にアタシは行った。

「あのっ、田代先輩!

 いきなりなんですけどっ…。

 好きです!!」

アタシがそう言うと、田代先輩はポンポンと頭を撫でて

「返事はもうちょいまってな?

 この試合でシュート決められたら

 俺と付き合ってください。」


「でも、あの。

 昨日、琴葉先輩と…。」



「あぁ、あれか。

宮田に美羽ちゃんの事で相談してただけ。」



(なんだ、勘違いだったの!?

 まぁ、Hapyy Endだからいいかっ!!)


先輩は、そういうと

EIELDへ向かった。


すぐに、ピーッと


試合開始の笛の音がグランド中に鳴り響いた。



「田代 先輩っ!

 頑張ってー!!」


そう言うと、田代先輩は
Vサインをこっちに見せた。