「んー。なぁんだ、まだ10:30だったのか。」


「お姉ちゃん、かわぇぇなぁ!俺らと一緒に遊ばへんかぁ?」

うわ…。
最悪、最低なタイプじゃん。

「い…、いえ。結構です。」
「えー?マジィ?

 損するよ?楽しいのにー!
 俺ら紳士だよなぁ?

 ホラ、来いよ!」

グイッと私の腕を引っ張った。
(こいつらの、どこが紳士的なんだよ!?)

「やめてよっ…!

 助けて、誰かっ…!」


「てっ、てめぇ!

 黙れ!



 って、いでっ!」

急に、男が手を離した。
私はこの隙にさっと離れる。