私は、真っ先に自分の部屋へ行く。

『ただいま、将夜。』
『あ、おかえりなさいませ。蓮ちゃん。』

将夜は、私の執事見習い。
と、言っても将夜は6歳くらいからお父さんから教育を受けるためによくこの屋敷に通っていたから

まぁ、幼馴染みたいなものである。


将夜のお父さんは、現当主専属執事。
つまり、私のお父さんの執事である。

私の執事は、一応将夜。
基本見習いはならないのが普通だけど、私が無理を言って指名した。

『こぉらっ、将!』