くっついていても、手を繋いでいたとしても。 あたし達の間には、 決して消える事が無い、 1mmの隙間があるんだ。 「花! 待った? ゴメンな、部活がちょっと遅れて」 嘘だ…。 また、あの子の事、見てたんでしょ? だって、サッカー部のみんな帰っていったよ? 嘘つかないでよ。 「…そっか! 大丈夫。 待つの好きだからっ!」