「ふ~いい湯だった」



シェイドは風呂から出てきてイスに座った




「次、入ったら?」


「あぁ その前に話がある」



ケイトはシェイドの前にあるイスに座った

そしてMから送られた資料を机の上に出した




「今回は俺も近くにいるしそれに今日は大変なことが起こったから作戦を考えるぞ」





いつもはシェイドだけで獲物を盗んでいる
その時シェイドは行き当たりばったりで盗んでいるからよく警察に会ったり、捕まったりすることがある



「ファリー警官達は俺らの顔を知ってしまったから
これ以上に慎重に盗まなきゃいけねー」


「うん わかってる」


「まぁ『天使の花束』を盗むまでは今までといっしょで十分だ

問題は盗んだ後だ」


「どうして?盗んだらもう終わりじゃん」


「・・・・・」






ゴツッ



「いった~!何すんだよ!」


ケイトはシェイドの頭をゲンコツで殴った



「殴った」


「…俺なんか言った?」


今のケイトに何を言ってもしょうがないと思ったシェイドは話を進めた方がいいと思った



「あぁお前もよく考えてみろ

昼は俺らは出店をやっていてファリー警官達に会う可能性が高い」


「うん」


「そして『天使の花束』が盗まれたら警察達はまだ近くにいるかもしれないよ見込んで捜索を始めるだろう」