「俺たちこの店が気に入ったんだ」
「あっありがとうございます…」
「もしよかったら俺たちの力でこの店をもっと繁盛できるように手伝おうと思っているんだ」
「…はぁ」
「この店をさ手伝わせてくれない?」
「…え?(ちょっと待てよ!どうなってるんだこの状況!?)」
シェイドはまさかファリー達から仲良くなれる話を言い出したから
びっくりしてしまった
(まさかファリー警官から誘ってくれるなんて思ってもみなかった…
でもこれって結果オーライだよね)
ファリーは何も反応しなくなったシェイドに
もしかしたら迷惑じゃないかと心配になってきた
「えっと…やっぱり迷惑ですか?」
「いえ!迷惑じゃありません!!…でも」
「でも?」
「俺達は今のままで十分ですから別に店を繁盛させなくてもいいんですよ」
シェイドはにこっと笑った
(ていうか、繁盛させたらヤバイんだよ…)
心の中ではそう思っていた
なぜなら
もし、この店が繁盛してしまったら忙しくて怪盗シェイドとしての活動ができなくなってしまうからだ


