Light desired ~希望の光~





ランスがびしょ濡れになっているのを
ファリー達はすっかり忘れていた



「ごめん…すっかり忘れてた」

ファリーはランスに頭を下げた








すると

シェイドは横から話し込んだ


「あの~もしよかったらTシャツ貸しましょうか?(敵なんだけどこのままだったら風邪ひきそうだからな…)」




「あっお願いします」


ファリーは頭をかきながらシェイドに言った









「ケイト~Tシャツ持ってきて~!」


シェイドは調理場にいるケイトに向かって言った


言ったら数分でTシャツを持ってきた

そして
ケイトはランスに無言でTシャツを渡した




(シェイドのやつ相変わらず優しすぎだ…
こいつらのことなんてどうでもいいのに…)




ケイトは一瞬シェイドの方を見て少しだけにらんだ

シェイドはそのアイコンタクトの意味がわかっていた




(…ははっバカなことするなってことか…)




ケイトは渡したらすぐに調理場に戻ってしまった



「えっと…ありがとうございますハウリさん」

「いえいえ、どういたしまして」










「あっそうそう!ハウリさん!」


「はい?なんですか?」