それともう一つの目的があった
ミラも晩御飯を食べ始めたら元に戻るかもしれないからだ
そのことをオキナはシェイドにミラに聞こえないぐらいの声で言った
「そういうことでしたら急いでお持ちしますね」
そう言ってシェイドは調理場に行った
「ハウリどこ行ってやがったんだよ…ほらっ料理できたぞ」
調理場に行ってみるとケイトが料理を作り終わって
またもやタバコを吸っていた
「あぁ…」
はぁ~とため息をつきながらイスに腰をかけた
「…どうした?いつもは料理を持っていくのに」
「なんか哀れに思ってきてさ…」
「だれが?」
「ファリー警官達」
「…!あぁそうか俺達が怪盗だってのに普通に話しているってことか?」
「う~んそれもあるけど…
なんか罪悪感って感じ?…うまく言えないや」
「…俺達は好きでこんなことをしてるんじゃねーんだ
そんなに気を落とすな」
「うん…わかってる
あっそうだ俺さ~考えたんだけどこのままファリー警官達と仲良くなっちゃおうかと思うんだ」
「…どうしてだ?」


