「オキナ…いい加減笑うの止めろよ…
ごめんランス…
ミラがかっこいいとか言うから噴いちゃった」
「ほんっと失礼ね
何回言うの?私だって女なんだからね!
そのくらい思うわよ!」
「…だってミラは恋愛には無縁だと思ってたから…」
ゴンッ
「いてっ!」
そう言った瞬間
ミラはファリーめがけてカバンを投げた
そのカバンはファリーの顔面にクリーンフィットした
ファリーはイスから落ち
顔を押えてうずくまった
「うっさいわね!!
そりゃ…今は彼氏はいないわよ
あなた達だってそうじゃない!!!」
「今はじゃなくて彼氏いない歴26年のくせに…」
アウシがぼそっと言った
その言ったことがランスに聞こえていて
「え!?ミラ先輩彼氏できたことないんですか!?」
「バッバカかランス!それを言うな!」
オキナはなぜかあせっていた
それを本人の前で大声で言ったのは間違いだった
なぜならミラが一番言われたくない言葉
タブーの言葉だった
バシャーン
ミラがランスに向けてコップに入っている水をぶっかけた
「・・・・・なぜですか?ミラ先輩…」
「うっさーい!!
ランスのくせに生意気!!
私だって…私だって彼氏がほしいの!でも出来ないのよ~」
うぇっうぇ…と
ミラはイスの上で三角座りをして泣き始めた


