「何変な声出しているの」
「あぁララリか…」
シェイドに声をかけたのは
ララリだった
「ちょうどいいところにハウリを見つけたからさ~」
そう言いながら
ララリはカバンから袋を出した
「はい!」
その袋をシェイドに渡した
「ん?何これ?」
「今までの付けの分!!」
袋の中身はお金が入っていた
「あ~付けの分ね」
シェイドは手に持っていた大荷物を地面に置き
袋からお金を出し数え始めた
「8、9…うん!ちょうどだね」
「っ本当にあのじじいは自分の金で払わないから母さんも困っているんだ~」
「ははっ 今度俺からも言ってみるよ
次からは付けしないって言ったら自分で払うしかないからね」
「うん!言っといてほしい
きっと母さんも喜ぶよ!!」
ララリはニッコリと笑った
「あっ!そうそう明後日は店を休みにするからガウッサさん達に言っといてほしい」
「明後日?うん わかった言っとくよ
でもどうして休みにするの?」
「明後日にオイスアリ町でバジャナバ祭りってのがあるんだ
そこで出店を出すから休むことになったんだよ」
「えっ!!」
ララリの目が光った


