ミラは今晩の食事をする場所に向かって歩きだした
「おいどこに向かっているんだ」
「オキナ、黙ってついてきなさいよ」
「俺もどこに食べに行くか知りたいよ」
「はぁ~わかったわ 教えればいいんでしょ
え~と確か…『Satan』って名前の店よ」
あやふやに言っているミラにアウシは気になった
不安がよぎってしまったからだ
「…もしかして一度も行ったことのない店か?」
「あっやっとアウシがしゃべった」
「ファリーは黙ってろ!!」
「うわっ不きげん全開だ~」
不きげんなアウシにオキナはちょっかいをかけ始めた
「あれだね
もしかしたら今晩大事な用事があったんじゃない?
…彼女とデートとか」
「えっ!アウシ先輩彼女いたんですか!?」
「いるらしいよ…(ウソだけどね)」
「・・・・・・」
怒りが頂点に達してしまったのか
アウシは帰ろうとした
「わ~!!
待って待って!!帰っちゃだめ!
せっかく久しぶり皆で食事しましょ!」


