シェイドはびっくりして机をふいていた手が止まってしまった




「…どうしたんじゃハウリ君??」




動きが止まってしまったハウリに気にしたジェイダが声をかけた

声をかけられているのにシェイドは考え事をしていて気付かなかった




(昨夜盗んだのに朝にはもう世間に情報が流れている…どこからこんなに早く情報を流しているのか調べとかないとな…)





「お~い!ハウリ君!どうかしたのか??」




まったく動かないシェイドにガウッサは顔の前で手をふった





「!?ごめん考え事してた」



顔の目の前で手をふられてやっとシェイドは声をかけられているのに気がついた



「なにかへんじゃのハウリ君 疲れたりしてるのか??」


「だいじょうぶだよ…あはははっ
 それより今回怪盗シェイドはどこに現れたの??」 

(知ってるけどね…聞かなきゃ変に思われそうだからな…)


「え~とたしかじゃのぅ………」





ジェイダは頭を抱え出して悩み始めた




「…う~ん…どこじゃったかの~??」

「がはははっお前頭がぼけてきたのか」

「それじゃあガウッサはどこじゃったか覚えとるのか?」

「たしか…隣町…いやその隣だったかな?どちらでもいいか そこの美術館に現れたらしい」


「あやふやだね…(汗)」


「わしも最近物忘れが多くなってなどうにかしたいものだ がはははっ」



シェイド達が話していると










チリン チリン








店の扉が開いた
すると人が入ってきた










「やっぱりここに居た~」