僕の体は、残業続きで疲れがピークに達していた。 気が付くと居眠りをしていたので、眠気覚ましに洗面所へ顔を洗いに行った。 顔を洗いさっぱりして、洗面所を出ようとした時だった。 背中に突き刺さる様な視線を感じ、振り向くと… まっ!まさか… 僕は、自分の目を疑った。 そこに立っていたのは、紛れも無く“自分”であった。