三つの月の姫君

(見ない、僕は見ないぞ!)


 とは言いつつ、物珍しさについ、横目でちらりと見た……赤く、何かの印のように、頸動脈あたりの首筋に傷のような物ができているのを。


 湯を使う前はそんなもの、見えなかった。