三つの月の姫君

「ひやっ!」
 

 再度の稲光に青年は震え上がって腰を抜かした。


「大丈夫ですか」


 先ほどの子女のいずれかが駆け寄って、その手と手が触れあった瞬間、ドラム缶三十個くらいは下されたのではないかと思われるくらいの雷の音がした。


 青年は、きっと自分は死んでしまう、と固まったまま動かない。