三つの月の姫君


「オレはおまえを繊細とか察する奴とか、思ったことはない」


「まあまあ、突き詰めると面倒ですから、これぐらいにしましょー」


「それもなあなあか」


「ハイ」


 周囲に遠慮ない音がして、ばきょ、と青年の頬が鳴った。