三つの月の姫君

「ここ? まあ、あいてがオレでなきゃ耐えられなかったかもな。肝試しだ」
 

 肝試し。


 だったら、大きな代償を払うことになりそうだ。


「急に別の話するんだから。なんなんですか。もう」


 ミスターの拳が強くこめかみを撃った。



 ここへ来る前、自家用機でのこと。

『あらー、昼からノンベですかあ? お体に悪いですよう。ミスター、本当はクインキャッスルなんて興味ないんじゃないですか』


 青年は、すかさず探りを入れた。


 ミスターも本音はしっかりブルってる。


だが、そういう青年が非常に優しいと感じたので発憤した。


『むかえ! 謎探検はオレに任せろ!』


 彼は未成年だというのに、ワインをグラス一杯あおってしまった。


 ……と、いう経緯を経てきた。