三つの月の姫君

「僕、こっちに残ります。ここにいた多くの人々が戻ってくるまで、フィリアがお迎えにくるまで」


「なっ、二百年だぞ? 遊びでできる芸当じゃないんだぞ」


「だからこそ。成し遂げてご覧に入れる。今度こそ、あなたの心にかなうように、僕、戦いますよ。孤独と、砂漠にさまよう者達と」


 ミスターは身を縮め、砂漠の方を見た。


「知っていたのか、オマエ」