三つの月の姫君

「純粋培養というか、雑種だろ」


「うぐっ、そ、そんなあ……そりゃあ御貴族様の御血筋とは違いますけれど、それなりに」


 自分の身に流れる血に悲しい思いをしながら、乾草の上に横たわり、胸に香気を吸い込む。


「ああーいいなー。スプリングと違って意外と新鮮かも。あっ、お子様にはわかんないですよねえー」


 と、デレデレし出すので、


「当分、呪いなどかからぬくらい、かわいがってやったのだろうな」