三つの月の姫君

 ミスターはとうとう、ヴェールをひっ被る。


(おいおい、これじゃ花嫁は石に変わる前に凍り死ぬだろう。なんだこの寒さ。異常だぞ)


 震えていると、足下に女性用の靴が一つ。


 台座の上に。


 やはり、乙女らはすでに息はないのだろう。 


「ミスター!」