三つの月の姫君

 先ほどまでバラ園に足を運んでいたミスターだったが、そもそも自分の服を自分で用意したことがない。


 お仕着せの秘書任せである。


「結婚しておけばタダだったのに。優秀な秘書は雇って置くのも高額なんだぞ。ああ、失敗した」


 そうはいってもミスター、まだ成人前。


 まだまだ、充分間に合う、認識の甘さを直せば。