三つの月の姫君


 罪の痛みだ。


 断罪のときを待つだけの。

 
 このときミスターには全く罪の意識が存在せず、彼女に対するいたわりはなかった。

 
 青年が食い残そうとしていたから自分がもらった。


 それだけのことだったのだ。
 
 
 彼女の心に入り込んだ彼に真の覚醒は訪れなかった。
 


 そして夜明け前。