「どうした、フィオナ」 ためらいもせず自分の名を呼んだ男に、すり寄ってしまったのも、仕方がないと言えばしかたがない。 彼女には罪はない。 魔物の呪いから免れたい一心だった。 ミスターはわかりながら、一夜の愛を誓った。 (さあどうする。もう邪魔者は居なくなったはずだ。そして明日は新月だ。あいつめ、どう勝負をつける?)