三つの月の姫君

 間借りしている身でどうこうとは言えないけれど、仮にもミスターの居るところで、どんな暴挙に及ぼうとしているのか。
 

 自分で自分を許せない。


 そんな気持ちで担いだミスターは背中で笑っていた。やっぱり起きてた。


(こういうひとだったんだなあ……いや、知らないわけじゃなかったはずなんだけど)


 弱っているときに手を差し出さず、笑顔で釘バットを突きつけてくるひとだ。