三つの月の姫君

「大丈夫なのって、本当は聞きたいのはあたしよ? あたしってば平気? ほんとにほんと?」


「ほんとよ、ほんとほんと」


 と、ミスターのタイミングのいい寝言だ。


「あ、僕もう、いかなきゃ」
 上半身のみ裸の彼は主人を抱え直して、話を中断して部屋へと向かった。


「あーさむ、寒っ。と言うか、気分ワル」


 そのままベッドに飛び込んで眠ってしまいたかった。
 
 
 その前に主人を部屋へと送り返さねばならない。



(?)



 彼は自分にあてがわれたベッドにだれかいるのに気がついた。