三つの月の姫君

「やっぱり、あのひとが女性に愛を告げるなんて、たとえ嘘であっても無理だ」


「大きな独り言だな、ベイベ」


 がばっとしぶきを上げて身を起こすと、入り口に寄りかかった主人がこちらを見ているではないか。


「ミスター!」