三つの月の姫君



「知らん、はないでしょう! 二人のことなんですよ!」


「おお、そうとも。第三者は去るべきさ」


 しまったァあー、と泣きそうな顔ですがりついてくる青年を、男はとん、と突いただけで、どういうわけかころん、と倒してしまった。