三つの月の姫君


「やっとそこにたどり着いたか」


「ひとつめは乙女ではないこと。二つめは永遠の愛を誓う男性が居ること。三つ目はその誓いを台座に刻むこと」


「おまえの言うことだ。何かあるとは思っていた」


「これでウィリスさんとフェミナさんは無事、呪いを免れたわけですが」


 青年は言いよどんだ。


 それだけで彼の雇い主にはわかってしまった。


「荒野へ行け。二人で」