「どうしましょうか」 「いいんじゃないか? 光で」 「僕、あのひとが崇高に見えてきましたよ」 「心はいつでも崇高だ。ただ現実が伴わないだけで」 「そうですかあ? ミスターって、性善説なんですねえ。僕なんて、あるってるだけでも殺気醸してるひと見ると、もうダメですよ」 「本能か……道理で無傷なわけだ」 青年はむっとした顔をしたが、反論はしない。