三つの月の姫君

「ミスターが一番、頼りになりそうだから……じゃないですか? ねえ、皆さん」


 うんうんうん、といなくなったはずのフェミナとウィリスすら交えて全員頷いた。


「どうやら、寝るどころじゃないようだな」


 苦笑して、彼は手に持っていた鞄から出した聖書を棚に戻した。


 彼だとて、神頼みしたいときはある。

 
 と、いうことなのかはおいておいて。
 

 そんなこんなで、全員、まんじりともせず朝を迎えることとなった。