三つの月の姫君

 ところが、程なくして青年がランクアップする時が来た。


 みごとな石像で、非の打ち所もない。


「うん、うまい。彼女に似てるしな。で……」


 はたしてこれがどの台座に設置されるか、そもそも運ぶのにかかる人員はどうするのかとか、問題が山積みで……。


 仕方がないので泉のわく辺りに放っておいた。
 

 とりあえずそれで一日が終わってしまったのである。


「徹夜とはたいしたものだ」


 ミスターは欠伸をかみ殺した。