三つの月の姫君


 二人の消えた先であろうと思われる岩場を眺めながら、二人共生きていたら、いいな、と青年は祈った。


 将来、灌木の迷宮となる四すみに設置させられた銅像……フェミナは石になると言っていたが、現代では白い半透明の雨よけのヴェールがかかっていて、正直よく見ていない。
 
 
 とにかく台座を探したら、なんのことはなかった。