―もっとも輝く日― クインキャッスルには見事なバラ園と、灌木で造られた迷宮がある。 その四つ角に四つの台座とそこに据えつけてある三体の銅像が象徴的で見事だった。 だが一体は台座だけで置かれている物は三体に比べると物足らない。 一体、なんの銅像だったのだろうか…… 「それがウリなんだろう? 交渉は」 「未だ遅々としてすすみません。若社長、このお城、よっぽど秘密があるんですよきっと……」