「もうこんな時間じゃん!!もっと早く起こしてよ!初日から遅刻しちゃうし!!」




何度起こしても起きなかった彼女が、やっと起きたと思ったら僕に文句をつける。







だけど僕にわがままを言う彼女に何を言われたって、どうしても愛しいと思わない時は無い。








きっと僕はどうしようもないほど彼女に溺れてるんだろう。

傍に居れるだけで、「しぃ、早くっ」と僕を呼んでる声を聞くだけで、どんな事だってできる気がするから。











たとえこの想いが一方通行だとしても―――。