小さい頃からお父さんが
アタシ達によく言う言葉
「『 喧嘩をするのは、
大切な人を守るときだけ。
むやみに拳なんて振りかざすものじゃないよ?』」
アタシは小さな野獣の目の前にしゃがみこみ優しく彼の頭を撫でた。
ポトッ...
「っ…最初から頭の中では
ちゃんと分かってた…。
こんな事やってても、
意味なんてないってこと…。」
「でもさぁ…。
強くなりたかったんだよ」
野獣達の目から、
綺麗な一粒の雫が流れおちた。
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