りゅーくんの目の前に行くと、満面の笑みでアタシを見る


『なぁーに?』


「優衣、手ぇ出してみ?」


何だろ?と疑問に思いつつも
素直に手を差し出す。


すると
”トンッ”と軽くて小さい物が手のひらに乗った


「これ、やるから
後ろに乗るのは俺にしろよ?」

そう……

優衣の手のひらに置かれた
ある物とは、

セロファンで包まれたイチゴ味の
”飴ちゃん”った…。