でも最終的には
いっつも助けに来てくれる
厳ついけど優しいヒーロー
蓮ちゃんマンはゆっくり
アタシ達の方に近づいてきた
ドカッ
次の瞬間
蓮ちゃんマンが
ふーくんを足で蹴飛ばしていた…
まぁ、これはいつもの事だけどねっ?
「大丈夫かっ、優衣?
ほらっ!こっちおいで?」
『うんっ!』
アタシは蓮ちゃんマンに
抱きついたっ!
『さっきはありがとねっ?
さすが正義のヒーローだねっ!』
「俺がヒーローになるのは優衣限定だぞ?」
蓮くんは
アタシの頭を撫でながら
爽やかな笑顔をこっちに向けた。
キュン..
『蓮くん大好きっ』
もちろんお兄ちゃんとしてだけどね?
