菜美が乾君から追加情報を入手することを約束して分かれると、あたしはなんとなく、あそこに向かった。 あの河原。 あそこに行けば、陽斗に会えるような気がして・・・。 ――夕焼けの河原は相変わらず、のどかな風が吹いている。 でも、陽斗はいない。 う~ん、さすがに都合が良すぎたか・・・? でもせっかくなので、持っているトランペットを取り出した。 今なら、誰に聞かれても大丈夫な演奏ができる気がするし。 大きく息を吸い込んだ時、 「またやってんだ」