その日の夜・・・ 相談相手を失った俺はベッドに倒れ伏せていた。 (落ち着いて考えれば友を失ってまでして告って報われるという保証はないしなぁ。) ・・・「よしっ!」 「初恋は諦めよう。」 俺はベッドから起き上がった。 すると窓の向こうから「そんなのでいいんか?」という声がかかった。 俺の部屋2階の窓の向こうは茜の家、そして茜の部屋であった。