「あっ!あの時の、、、」 そう言いいかけ二人は白けた。 そう、彼女は俺の名前を知らない。 「あ、俺節部、節部 椋。」 「節部、、、椋?」 「ん?どうしたの?」 「節部くんまさかテニスやってない?」 「、、、やってないよ。」 「だよね、、、」 「あっ!ところでどうして家分かったの?」 「え?別にお弁当箱取り返しに来たわけじゃないよ。」 彼女笑みを浮かべながら隣の最近建ったきれいなログハウスの喫茶店を指差した。 「えっ?」 「あれ、あたしん家。」