花束をキミに・・・




結果は出た。
 


一方でやたらとBの金を使う女の感覚がわからない。
 


彼は家庭的な女性を求めていた。



共に苦労をし、こつこつ財を築き上げるのが理想なのだ。



だが、今の生活ではそんな女性に出会うのは二ミリもない針穴に糸を通すより難しい。
 


彼はルーフを戻し、



「つりはいらない」
 


と、ごく当たり前のように言って車を発車させた。
 


女には教育が必要だ。



今の女には好きにさせた。



それがいけなかったのかもしれない。



また別の女をあたるか、と、現実逃避ぎみに運転をオート操縦にすると、Bはリクライニングシートを後方へ倒した。



「フェラーリで充分楽しんだら、次はポルシェにする?」



ふと、Bはそんなことを聞いてみた。